こむら返り(足がつる)と自律神経の関係について

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院長の小見山が、日本テレビ「世界一受けいたい授業」のインタビュー(取材)を受けて紹介されました。

こむら返り(足がつる)と自律神経

こむら返りとは?

 「こむら返り」と「足がつる」は同じ意味です。「こむら=腓」というのは昔の言葉で、「ふくらはぎ」を指します。足がつると、ふくらはぎがひっくり返ったように感じることから「こむら返り」と呼ばれます。


 「つる」という症状は、一般的に「ふくらはぎ」や「足の裏」が多いですが、他にも太ももや手、横腹、下腹部、背中など、筋肉や神経がある場所であれば、全身どこでもつる可能性があります。医学での正式名称は「有痛性強直性筋痙攣」といいます。


こむら返り(足がつる)の原因

こむら返り(足がつる)とは、どの様な状態か?

 足がつる症状は、筋肉がけいれんしている状態です。つまり、筋肉を動かすための指令を出す一部である、運動神経末端(センサー)に何らかの理由で異常が発生して、筋肉が過度に緊張し続けている状態です。普段は脳から指令を出して、それをうけて運動神経末端が筋肉に指示を出しています。


 しかし足がつるときは、脳からの指令がないにも関わらず、運動神経末端が勝手に筋肉へ指示を出してしまっているのです。その結果、私たちが想定していないタイミングで筋肉の繊維が縮み、突然けいれんを起こし、足がつってしまうのです。


 そして、この異常を引き起こす原因は体内のミネラル(電解質)バランスの乱れです。足がつる要因がいろいろあるにせよ、いきつく原因は主に筋肉疲労・水分不足・血行不良といった所でしょう、これらは体内のミネラルバランスを乱します。ミネラルは神経や筋肉、細胞膜の働きを調整する役割を担っているので、ミネラルバランスが乱れると筋肉の調整が上手くできなくなってしまい、けいれんを起こして足がつってしまうのです。


 痛みは一時的なもので、症状が治まってしまえば痛くなくなるものがほとんどですが、ひどく筋繊維が傷ついてしまうと数日間痛みを引きずってしまうこともあります。


 たまに足がつる程度であれば、それほど気にする必要はありませんが、毎日の様に何度も足がつるようであれば、重大な病気(脳梗塞、脳腫瘍、糖尿病、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤、腎疾患など)が隠れていることもあるので、注意が必要です。また足がつる症状以外に、しびれ、麻痺、むくみ、のどの渇き等の症状もある方は、特に注意が必要です。整形外科や神経内科などで一度きちんと調べてもらいましょう。


 筋肉の働きを正常な状態に調節してくれるミネラルには次の様な種類があります。


  • ナトリウム…塩などに含まれている。

  • カリウム…果実、緑黄色野菜、海藻類などに含まれている。

  • カルシウム…乳製品、小魚、水菜、切り干し大根などに含まれている。

  • マグネシウム…海藻類、ナッツ類、大豆などに含まれている。


こむら返り(足がつる)とミネラルバランス

 筋肉疲労・水分不足・血行不良がなぜミネラルバランスの異常を引き起こすのかを簡単に説明します。


筋肉疲労

 一般的につりやすい、ふくらはぎの筋肉や、足の裏の筋肉は運動をするときによく動く筋肉です。その分、立ち仕事やスポーツ等で最も疲労物質が溜まりやすい部分でもあります。筋肉は使えば使うほどその部分に疲労物質が溜まります。


 この疲労物質を筋肉から代謝していく働きを持っているのがミネラルです。しかし運動をし続けると体内のミネラルが少なくなり、疲労物質が溜まってしまいます。その結果ミネラル(電解質)異常が起きます。ミネラルが不足してしまうと、筋肉や神経系の働きを正しく調節できなくなり、足がつりやすくなってしまいます。


 ちなみに足のむくみも疲労物質の含まれた余分な水分が、上手く代謝されずに足に残った状態であり、ミネラル(電解質)異常が起きていると言えます。疲労が溜まりむくみがあるときは、更に足がつりやすくなります。


水分不足

 筋肉は多くの細胞によって構成されているのですが、筋肉を正常に動かすにはミネラルが必要です。激しい運動や病気などで大量の汗をかいてしまうと、水分と一緒にミネラルも失われてしまいます。こうなってしまうと筋肉の緊張と弛緩が上手に行えなくなり、ミネラル(電解質)異常によって足のつりが起こりやすくなります。脱水症や熱中症でも同じことが言えます。


血行不良

 血液は酸素や栄養素の他に体温も運んでいます。足は心臓から遠く、血流が悪くなりやすく、冷えやすい部分です。冷える事で血管が収縮して、更に血行が悪くなります。筋肉を正常に動かすために必要なミネラルや体内の酵素も血液によって全身に運ばれているのです。血行が悪くなってしまうと、ミネラルやそれを支える酵素が全身に行き届かなくなり、ミネラル(電解質)異常を起こしやすくなってしまいます。特に足は血液が届きにくいため、ミネラル(電解質)異常によって足のつりが起こりやすくなります。


こむら返り(足がつる)と交感神経

原因がわからない場合は自律神経に異常が?

 これまでにあげた3つの原因には気を付けているし、思い当たらないという方は自律神経が原因かも知れません。足がつる症状のもう一つの大きな原因は交感神経の緊張です。特に慢性的に足がつるという場合は、常に疲労やストレスなどで交感神経が緊張している可能性があります。交感神経の働きは主に血管の収縮を促して血行を促進させることです。そうすることで人間は日中に活動的に動けるのです。


 しかし不安や緊張、恐怖や怒りといった強いストレスを感じると交感神経が過度に緊張してしまいます。交感神経が緊張すると血管の収縮が激しくなり血行障害が引き起こされます。急激に血行障害が起こると、筋肉の調整も上手くできなくなってしまい、筋繊維がけいれんを起こして足がつってしまうのです。


 また自律神経が乱れると内臓機能の低下やホルモンバランスの異常も引き起こすため、筋肉や細胞膜の代謝不足、ミネラル(電解質)の異常にも影響を与え、足だけではなく、全身につる症状が起きやすくなってしまうのです。


 妊娠中に足がつりやすくなるのも自律神経やホルモンのバランスの乱れからうける影響が大きいです。自律神経は自分の意識ではコントロールできないため、予防するのは簡単ではありませんが、疲れやストレスが大きく関係しているので、日々リセットして溜め込まないように心掛けましょう。


こむら返り(足がつる)症状の予防と対策

水分補給

 体の中の水分が足りないと、血の巡りが悪くなります。血行が悪くなると、冷え性になり、結果、足がつりやすい状態になります。血行が良くなると、基礎体温が上がり、体の免疫力アップにも繋がります。水分なら何でもよいというわけではありません。お勧めは常温のミネラルウオーターや、白湯です。ミネラルウオーターは、水分と同時にミネラルも摂れます。


 毎朝1杯の白湯は、内蔵を温め、代謝もアップするので、是非毎朝の習慣に取り入れてみましょう。市販のスポーツドリンクは糖質が多いため2倍に薄めて飲む良いでしょう。


ストレッチ・マッサージ

 体を柔らかくすると、血行促進に繋がり、結果、足がつりにくい体になります。ストレッチをするポイントは、呼吸をしながらゆっくり筋肉を伸ばす、ということです。急激に筋肉を伸ばすと、逆に痛めてしまう可能性もあります。ゆっくり時間をかけて伸ばしてあげましょう。マッサージも強過ぎるものは逆効果になります。イタ気持ちいぐらいの、身体に力が入らないものが効果的です。


食事

 足がつる原因の一つは、栄養不足です。特にカルシウム、カリウム、マグネシウムといったミネラルの不足で足がつることになります。最近の私たち日本人の食生活を見てみると、脂質や糖質が増え、ミネラルは不足している傾向にあります。


 また塩分は日本食に多く使われているので、昔から多い傾向にあります。カリウムは果物や緑黄色野菜などに多く含まれており、カルシウムは乳製品や小魚、水菜などに多く含まれており、マグネシウムは海藻類やナッツ類、大豆などに多く含まれています。バランスの良い食生活を心がけましょう。


温める

 血行不良によって足がつることを考えてみると、足がつることの予防策として足を温めるというのは、直球の対処方法と言えます。足を効果的に温める方法として、足湯やお風呂、湯たんぽ、ホッカイロ等から直接熱エネルギーをもらうと良いでしょう。


サプリメント・漢方

 足がつる予防策としてサプリメントや漢方薬の服用をする人もいます。サプリメントなら、マグネシウムやカルシウムといったミネラルが含まれているものがオススメです。


 また、抗酸化作用があり、血行不良を改善する効果があるビタミンEやB群の摂取も効果的です。昔から、足がつる症状を改善することで有名な漢方薬として「芍薬甘草湯」が挙げられます。足の筋肉の緊張や異常な収縮を抑制してくれる効果があります。漢方薬は、西洋医学のお薬よりも副作用が少なく、根本的な体質改善ができるので、オススメです。


 ただ、注意すべき点は、現在、治療中の人です。特定の疾病がある、治療中の病気がある方は、予めかかりつけ医に相談して、指示の元で服用することが必要になります。


こむら返り(足がつる)症状でお悩みの方は、横浜アーク整体院までお気軽にお問い合わせください。


 こむら返り(足がつる)症状があるのに病院で原因がわからなかったときは自律神経の乱れが原因である可能性があります。その場合は、自律神経の専門家である横浜アーク整体院にお任せ下さい。


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