自律神経には、交感神経と副交感神経とがあります。ストレスが掛かると交感神経が働き、身体をストレスから守ろうとします。過剰なストレスが掛かると交感神経が過剰に働くため副交感神経の働きは弱くなってしまいます。内臓は副交感神経の働きによって動いているため、副交感神経が上手く働かなくなると、消化器官の働きが弱くなり、消化吸収力や免疫力も低下してしまいます。
免疫力自体が低下するので、腸内有害菌が増殖したり、アレルギーによる腸壁炎症なども引き起こします。
副交感神経の働きが弱いと、腸の働き自体も悪くなるので、便秘や下痢になったり、それを交互に繰り返したり、腸に溜まったガスにより膨満感を感じたりします。潰瘍性大腸炎やクローン病になることもあります。常在菌であるカンジダ菌も免疫力の低下により増殖します。
リーキーガット症候群は精神疾患に似た症状を起こすこともあります。不眠症やうつ病、自律神経失調症、パニック障害などとも深く関係しています。
リーキーガット症候群=Leaky gut syndrome(腸管壁浸漏症候群)
腸は粘膜で覆われているが、この粘膜が薄くなり腸壁に穴が開いてしまうと本来は体内に取り込まれるはずのない細菌や毒素などの有害物質を体内に取り込んでしまいさまざまな症状を引き起こしてしまいます。(穿孔とは違う)
腸内細菌がきちんと働き、腸の粘膜を正常に保っているときは、隣り合う上皮細胞がつなぎ合わさってさまざまな分子が細胞間を通過するのを防いでいます。(バリアー機能)
腸内細菌のバランスが崩れると悪玉菌が増え粘膜層を炎症物質が直接攻撃し細胞同士の結合部分が緩んでしまいます。腸の内壁(粘膜)に隙間があき、本来取り込まれるはずのない有害物質や細菌、微生物、上手く消化分解されていない分子の大きな食物が体内に取り込んでしまいます。
本来、腸で排除されるべき有害物質が体内に入り込み、血管を通って、身体のいろいろなところで炎症を起こします。すぐに症状には出ないが身体にじわじわと悪影響を及ぼします。
抗生物質やピルの使用によって善玉菌が減少したり、常在菌であるカンジダ菌の増殖、過剰なストレスや食事の影響などにより腸管壁を守っているバリアが破壊される
本来なら取り込まれることのない様々な異物が体内に取り込まれる
いたるところの炎症、アレルギー反応、肝臓への負担を引き起こす
未消化(きちんと分解されていない)の食べ物
腸内の悪性菌の繁殖
食品添加物や農薬による影響
ピル、抗生物質、胃酸抑制剤などによる腸内環境の乱れ
たんぱく質は、アミノ酸の最小単位まで分解され吸収されるのが理想です。たんぱく質はきちんと消化酵素が働いてきちんと消化されて腸で吸収されれば問題ないが、腸内環境の悪化などで消化酵素が不足し、未消化(あまり分解が進んでいない状態)の形、大きさだと腸粘膜に刺激を与えてしまいます。
小麦に含まれるグルテン
乳製品に含まれるカゼイン
大豆製品に含まれるサポイン、レクチン
ピル、抗生物質、胃酸抑制剤などによる腸内環境の乱れ
これらのたんぱく質を分解する酵素が不足しやすいので、出来るだけ避ける。特にグルテンは腸管壁(粘膜)の細胞同士の隙間を簡単にすり抜けてしまう。腸粘膜はゾヌリンというたんぱく質で開いてしまう
抗生物質やピルの使用によって善玉菌の減少、免疫力の低下によりカンジダ菌の増殖、過剰なストレスや食事の影響により、腸管壁のバリアー機能が破壊され本来取り込まれるはずのない異物や細菌が体内に取り込まれることでいたるところで炎症、アレルギー反応がおこる。
カンジダ菌は常在菌であり皮膚や粘膜の上に少数存在しているが、正常であれば症状を引き起こすことはない。
長期間の抗生剤の使用
ステロイドの使用
免疫力の低下
重金属蓄積状態
と、原因は様々ですが、食生活の乱れやストレスが主な原因と考えられます。
カンジダというと膣カンジダを思い浮かべる女性が多いが、膣だけでなく管状になってる臓器で増殖しやすい性質があります。(胃腸、口腔など)
膣カンジダを繰り返す場合、腸にカンジダ菌が増殖している可能性があります。なかなか治らない水虫も食生活の乱れによる腸カンジダ症の可能性があります。
食生活の乱れ、過剰なストレスによって良性細菌(善玉菌)がへるとカンジダ菌にとってはとても住みやすい。腸内環境の乱れた腸はカンジダ菌にとって良い栄養がふんだんにあり、粘膜は増殖するにはとてもいい環境といえる。
増殖したカンジダ菌が身を守るためにバリア「バイオフィルム」を形成すると抗生物質も効きにくくなる。このバリア「バイオフィルム」に対する治療が大切です。
これらのたんぱく質を分解する酵素が不足しやすいので、出来るだけ避ける。特にグルテンは腸管壁(粘膜)の細胞同士の隙間を簡単にすり抜けてしまう。腸粘膜はゾヌリンというたんぱく質で開いてしまう
セルラーゼやプロテアーゼなどを中心とした消化酵素を空腹時に摂取することでバイオフィルムを破壊していく。
食物繊維を多くとる
乳酸菌をとる
砂糖の取り過ぎ→砂糖だけでなく、糖分が入った加工食品を避ける
過剰なストレス→睡眠をしっかりとる、ヨガなどで体を動かす
抗生物質
ピル
水銀
絶対にあきらめてはいけません!
リーキーガット症候群の原因は、さまざまなストレスの蓄積です。不規則な生活習慣、環境の変化、疲労などさまざまな要因によって、引き起こされる悩みと考えられます。 ストレスの蓄積により自律神経が乱れ交感神経と副交感神経のバランスが悪くなることで不眠やめまい、頭痛などの辛い悩みが現れます。また周囲の理解不足からさらに悩みを悪化させている場合もあります。
横浜アーク整体院では、まずは検査を行うことでリーキーガット症候群の原因を特定することが最も重要と考えています。原因に合った、あなただけの回復プログラムの構築が必要となるからです。
原因を知ることで身体のどの部分が問題であるのか、生活習慣で改善する必要な部分があるのかを、あらゆる側面から分析します。そして問題の根本を取り除くこと事で、薬を使わず身体に負担がかかることのない施術で回復までをサポートしています。
安心して施術を受けもらうことで、本来の元気を取り戻すことができます。毎日イキイキと人生を過ごせるようになりましょう。
横浜アーク整体院では、リーキーガット症候群を解決に導く整体法や栄養に関する知識が備わっております。辛いリーキーガット症候群でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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