今回は「小麦と自律神経」「小麦が引き起こす自律神経症状」「メンタルの不調」についてです。
最近では『グルテンフリー』という言葉をよく耳にするようになりました。グルテン=小麦です。 パン大好き!麺大好き!小麦でできたものって美味しいし、食べると幸せな気分になるのに「小麦が身体によくないってどういうこと?」と思われる方も多いと思います。
今回はその小麦がどんな風に身体に影響を及ぼすのかを説明していきたいと思います。
横浜アーク整体院を訪れる方にはストレスを感じるとすぐお腹が痛くなったり(IBS過敏性腸症群)、お腹の調子が悪いと精神的にも不安定になる、便秘や下痢を繰り返す、などと言った症状のお持ちの方や、
お腹とは一見関係なさそうな、不安感がいつもある、同じことをぐるぐると考え込んでしまう、わけもなくドキドキする(不安感、恐怖感)、集中力がない、気力がわかない、不眠、疲れやすく寝ても疲れが取れない、などと言った症状を訴える方が多くいらっしゃいます。
これは脳がさまざまなストレスによって正しく機能せず、自律神経が乱れ、身体に症状として出て来てしまうからです。病院に行っても原因不明と言われ困りはてて横浜アーク整体院にやってこられるのです。
あなたは「腸は第二の脳」という言葉を耳にしたことはありませんか?
実は腸はとても脳と関係が深いとされています。もちろん脳と関係が深いため、自律神経にもとても関係しているのです。
体内に侵入した外敵やストレスに対し、脳より先に反応するのが腸です。
胃から入ってきた食べ物は、まず小腸で消化され、腸の内壁から栄養分を吸収し、全身の細胞に栄養が行きわたらせる働きをしています。
腸は脳に次ぐ多くの神経細胞があり、身体の免疫に最も関わる器官であることから「第二の脳」とも言われ、メンタルや思考、感情にも深くかかわっているのです。
脳内に存在し、前向きな気持ちを作り出す、よく幸せホルモンと呼ばれることの多い、神経伝達物質「セロトニン」は、約90%が腸内で分泌されています。
腸がいい状態でないと、この幸せホルモンの「セロトニン」がきちんと分泌されず、精神的にも不安定になり、脳の働き方にまで影響を及ぼし、自律神経をみだすことによってうつ症状や自律神経失調症、パニック障害、起立性調節障害など、さまざまな神経症を引き起こす要因となることもあるのです。
その腸の働きを悪くする原因の一つに小麦があげられます。
小麦粉は水を含むとベタベタします。 これは小麦に含まれるグルテンの作用です。パンを例に挙げると、あのモチモチとして弾力感のある美味しい食感がグルテンです。
薄力粉、中力粉、強力粉の中でもパン作りに一番使われる強力粉にグルテンが多く含まれます。グルテンは消化されにくいタンパク質で分解されにくいため、便として身体の外に出ず、腸の粘膜の中に貼り付いて異物となってしまいます。
粘膜が弱りうまく機能しなくなってしまうと、腸内環境がどんどん悪化し、腸だけでなく脳、神経、身体全体に異変が起こり始めます。またグルテンが体内で分解された物質は、精神障害に大きく影響を与えるとされています。
小麦(グルテン)
食品添加物(加工食品)
精製された砂糖
薬
水道水
農薬
カフェイン飲料
カゼイン
グルテンと似た構造を持つ、牛乳や乳製品に含まれるたんぱく質のカゼインも腸の環境を悪くすることがあります。
グルテンとカゼインはたんぱく質の構造が一部似ているため、体は両者を区別できずに炎症反応を起こしてしまうのです。グルテンを抜いても、カゼインをとり続けていると不調が改善しきらないケースがあるので、どちらか一方を抜くより、まとめて両方を取らないようにした方が効果的です。
そうは言っても「食べたい!」という声もあることでしょう。たしかに小麦で出来たものはとても美味しいものです。 しかし美味しく食べたはずのもので身体やメンタルが悪い状態になるのであれば、良いとは言えません。
まったく取らないようにする、というのは難しいかもしれませんが、まずは量、食べる頻度を減らす、小麦に変わるもの(米粉など)で作られたもので代用してみる、など、工夫してやってみましょう。
腸の状態を良くして、精神的にも安定し、身体のさまざまな不調を少しでも軽減できるように、横浜アーク整体院では身体にかかるさまざまなストレスに対抗できるよう、身体の根本から免疫を高めるられるよう施術を行っております。最先端の整体技術とともに、ご自身でできることから努力しようとする姿勢が、改善の第一歩となるのです。
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