不眠症とは
「熟睡できない」「なかなか寝付けない」といった眠りの悩みを抱えている方は多く、実は5人にひとりと言われています。不眠症で悩んでいる方は少しでも、眠れるようになりたいので「こうすると熟睡できるようになる」といった情報を集めているようです。
ネットで検索すれば、たくさんの情報を簡単に集められる時代ですが、しかし、こうした情報の中には、以下の様にまったく根拠のないものが含まれているのも事実です。
お酒を飲めばすぐ眠れる
疲れればすく眠れる
毎日同じ時間にベッドに入るとすぐ眠れる…など
以前は、眠れないというと、「ちょっとぐらい眠らなくても大丈夫」「睡眠薬を飲むほうが健康には悪い」などと、睡眠を軽視するようなことが世間ではありました。現在の研究では、睡眠に対する「常識」も変わり、その重要性が強調されるようになっています。
これから不眠症の原因や対策についてお話していきますが、その前にあなたが不眠症であるのかの簡単なチェックをしてみましょう。
以前よりも寝つくまでに時間がかかるようになった。
最近、いったん眠りについても、翌朝起床するまでの間に何度も目が覚めることがある。
以前よりも早く目が覚めるようになり、その後寝つけない。
最近、睡眠時間は確保できているが、眠りが浅く十分眠った感じがしない。
気分が落ち込んだり、イライラする。
注意力や集中力、記憶力が低下し、仕事や勉強、家事など、日常の生活に支障をきたしている。
日中に眠くて仕方がない。
頭痛、肩こり、胃腸の痛みなど体の不調感がある。
また眠れないのではないか、など睡眠のことが気がかりで心配だ。
疲れやすく、やる気がでない。
いかがだったでしょうか?3つ以上当てはまった場合は注意が必要です。これからお話する不眠症についての原因や対策をお読みいただいて不眠について不安などありましたらお問い合わせください。
不眠症は睡眠障害の中で最もポピュラーな病気で、大きく分けて4つに分類されます。
夜、布団に入っても寝るまでに30分以上かかる症状をいいます。ただ1日だけ朝まで眠れなかったというだけでは病的とは言えません。
朝起きるまでに何度も目が覚めてしまい、再び寝るまでに時間がかかってしまったり、何度も何度も目が覚めてしまう症状を言います。
朝、起きようと思っていた時間より2時間以上早く目が覚めてしまい、その後もう一度眠ろうとしてもなかなか眠れません。眠れたとしてもうつらうつらするだけで熟睡できないため、返って疲れてしまうことも多いです。
睡眠時間は足りているのに、朝になって疲れが取れていなかっり、ぐっすり眠った感じがしません。通常の睡眠に比べ眠りが浅いことによって起こる症状です。
睡眠不足が与える悪影響
睡眠不足は、「からだ」と「こころ」に様々な悪影響を与えます。「眠らなくても死にはしない」とは言いますが、だからといって睡眠不足が体に良いわけがなく、十分に脳と体を休ませることができなければ「からだ」と「こころ」に様々な悪影響を及ぼします。
まず、集中力・判断力・記憶力が低下し、気分がうつ気味になり不安感が強くなります。寝不足が続くと風邪を引きやすくなるのは、免疫機能が下がっているためです。細菌やウイルスに感染すると、これらを撃退するために、免疫系を活発化させる物質が白血球やリンパ球から分泌されます。こうした免疫物質が睡眠を促進するとともに、睡眠が免疫物質の分泌を促進することが分かっています。
睡眠の役割
睡眠の最大の役割は、脳と体に休養を与えることです。人は眠ります。では、一体何のために眠るのでしょうか。睡眠のもっとも大きな役割は起きている間、ずっと動き続ける脳と体を休ませることです。睡眠は、生体維持のために必要なものとして体にプログラムされていて、眠ることにより心身の疲れを回復させています。睡眠には、サイクルがあり「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」が繰り返し訪れます。
レム睡眠時には脳の活動レベル、自律神経の働きが高いため、血圧は比較的高く、脈拍も速めで、一方、ノンレム睡眠時は、これらの動きがすべて低下します。しかし、睡眠不足で疲れが回復できないと免疫力を低下させ風邪を引きやすくなりますし、成長ホルモンの分泌低下により体だけでなく脳にも弊害を引き起こします。ですが、だからといって、長時間寝ていれば良いというものでもありません。「あなたに」合った睡眠時間というものがあります。それを知るためには、まず睡眠の仕組みを知ることが必要です。
睡眠の仕組みを理解しましょう。
脳を休めるノンレム睡眠は、4段階に分かれています。入眠後、段階1・2の浅いノンレム睡眠を経て、段階3・4の深いノンレム睡眠へと移っていきます。この状態が熟眠状態となります。このノンレム睡眠とレム睡眠がセットになって繰り返されるのが、普通の睡眠パターンです。この組み合わせのひとつのサイクルを「睡眠単位」といい、1睡眠単位は、90~120分となります。1晩に3~5単位で現れるのが普通です。
レム睡眠とノンレム睡眠の割合はおおよそ2対8です。睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠があります。レム睡眠では、筋肉は弛緩し、休息状態ではありますが、脳は覚醒時に近い状態にあります。起きているときに脳に入ってきた様々な情報はレム睡眠中に整理されていると言われており、この睡眠段階は記憶を定着させる役目を果たしていると考えられます。そのためレム睡眠を取らないと技能の習得が悪く、語学の習熟が遅れるとされています。
女性が男性に比べて、眠気が強くなったり不眠になりやすいのは、性ホルモンの影響によるものと考えられています。生理前や生理中に眠気が強くなったり、逆に熟眠できなかったり睡眠が乱れることが多く、その理由は女性ホルモンの一種である「プロゲステロン」にあるようです。基礎体温を上げる作用があるプロゲステロンですが、眠くなるとメラトニンが出てきても体温が下がりにくくなり、その結、睡眠が乱れてしまうのです。
しかし、月経前、月経中に睡眠が乱れても、あまり気にする必要はありません。神経質になりすぎるほうが、返って睡眠に悪影響を与えます。若年期では女性のほうが眠りが深いのですが、閉経を迎えるころから更年期障害や自律神経失調症と不眠に悩む方が多くなります。この減少が関係していると考えられているのです。女性は家事や子育てなど何かとやることが多く、睡眠時間が短めですが、特にに40代の日本女性は世界でもっとも短いと言われています。
精神や神経の病には、不眠を伴うことが少なくありません。なかでも不眠になりやすいのは、うつ病や自律神経失調症です。自律神経には、「休む神経」と「働く神経」の2つがあります。通常、夜は「休む神経」が強くなり眠くなるのですが、不眠症の方は、夜でも「休む神経」が強く働きません。そのため不眠症の方は夜でも眠くならないのです。自律神経のバランスを整えることによって「休む神経」を強く働かせ不眠症を改善させます。
何らかのストレスに関連して起こる不眠。
例)家族や親友の死、仕事や人間関係の問題など。特に、眠れなくなった前後の出来事を詳しく検討することで、明らかになってくることがあります。
服用している薬や、カフェイン、アルコール、ニコチンなどが原因で起こる不眠があります。服用しているお薬・飲酒・喫煙・カフェイン摂取の習慣がないかを確認することが大切です。ドリンク剤やチョコレートには意外とカフェインが多く含まれているので要注意です。その他、少しでも眠りやすい住環境、例えば就寝前には照明を落とし、起床時には上げるなど光のコントロールを考えたり、心と体がリラックスできるよう工夫してみましょう。
カフェインを摂ったりタバコを吸ったりすると、目が覚めてしまうため「不眠症」の方は控えたほうが良いでしょう。
アルコールは寝つきを良くしてくれますが、深い睡眠が減るなどして全体として睡眠の質を悪くします。
光によるストレスが掛かり睡眠が浅くなってしまうため控えましょう。
昼間でも眠い方は、睡眠が浅いため睡眠時間を増やしましょう。
横浜アーク整体院の「薬に頼らない」不眠症整体法
横浜アーク整体院では、こころとからだの専門家があなたの不眠症の原因を見極め、回復までの道のりをサポートする体制が整っています。不眠症の解決を目指すために以下のようなアプローチで施術を行っていきます。
自律神経を整える(からだのアプローチ)
頭蓋骨、内臓、などに施術することによって、不眠症にも深く関わっているホルモンの異常分泌を調整します。
自律神経メンタル療法(こころのアプローチ)
性格やネガティブな感情など日頃の(不安や緊張)を解決していきます。
横浜アーク整体院は、自律神経のバランスを整えることにより不眠症の解決につながると考えております。横浜アーク整体院の「自律神経バランス施術法」を受けることによって、もうあなたは辛い不眠に悩まされなくて済むのです。横浜アーク整体院は、あなたのからだとこころの解決に全力でサポートしまています。
回復への第一歩としてまずは相談をして、不眠症に対する不安を和らげるところからはじめてみましょう。
Copyright © 2015 自律神経の専門家「横浜アーク整体院」 All Rights Reserved.